ルーツ

皮の色によって金ゴマ、白ゴマ、黒ゴマと種類のあるごまですが、欧米では白ごましか流通はしていないそうで、アジアはまんべんなく流通のあるありがたい地域なのです。
トルコでは、主に金ゴマが栽培されています。
しかし、すっかり日本にも馴染み、もはや無くてはならない食材・調味料の一つとなっているごまですが、実は日本のものではないのです。
ごまは元々、アフリカはサバンナ地方にて約30種類の野生種が生育していて、そのサバンナ地帯のスーダン東部がごまの起源なのではないかというのが一番有力なんだそうです。
アフリカに流れる大河、ナイル川の流域では約5000年以上も前からごまが栽培された記録があるのだとか。

では日本列島はというと、時代は縄文時代、その遺跡からごまの種子が出土した事例があるそうです。
その後、室町時代の日明貿易での最輸入があり、それ以降、お茶とともに日本全国の庶民の食卓に広がることになったそうです。

日本では現在もあまり生産はされていないごまですが、世界で最もごまを作っているのはなんとミャンマーで、ミャンマー、日本を含めた世界中のごまの総生産量は2010年で384万トンでした。
一粒があんなに小さいごまで384万トンですから相当な料ですよね。
それらのごまは、世界の食卓で今の私たちの健康に尽力してくれています。

ごま油

ごまといえば、ごま油!ですよね。
中華料理にもよく使われ、香りもよくて食欲をそそります。しかし、いくらごまとはいえ油は油ですから、あまり摂取するのもいかがなものか?

まず、ごま油というのはごまを炒った後に油を抽出したものです。
ごまにはオレイン酸などの不飽和脂肪酸が含まれていることから、栄養価も高くビタミンB1や食物繊維、カルシウム、その他にもリンや鉄分などが含まれている他、その不飽和脂肪酸は悪玉コレステロールを減少させてくれる働きまであるのです。
もちろん、ごま油にもその効果は少なからず引き継がれています。
しかし、油は油に違いないので取り過ぎはやはり太ってしまう元に成り兼ねない…でもごま油に含まれる栄養はちゃんと摂取したい!
だから必要なのは、時と場合に合わせて、過剰摂取を避けて適量摂取をすることで身体にも嬉しい効果が現れるのです。
因みに、ゴマ油の1日の理想摂取量は約10グラム、大さじ1杯程度だそうです。
だってよく考えれば、カロリー以外にもそれだけ栄養価が高いのでとりすぎれば逆に過剰になってしまうのは当たり前ですよね?
むしろ、少量で日々に必要だけど摂取のしにくい栄養素を補えるんですから、こんなにいいことありませんよね!

ゴマアレルギー

こんな素晴らしい穀物であるごまですが、実はゴマアレルギーというものにかかってしまう人(主に幼児期)も存在し、年令によっては卵アレルギーについで発症率の高いアレルギーなんだとか!
しかし、卵アレルギーについでとはいっても、ゴマアレルギーは卵アレルギーのように年齢とともに自然に治っていくものではなく、むしろ子瑜しにくいという最大の難点があります。

主なアレルギー症状はじんましん、浮腫、喘鳴、その他は目の痒みや、呼吸困難などのアナフィラキシーショックまであり、かなり症状はキツメのようですね。
しかも、キウイフルーツやケシ、ライ麦、又はヘーゼルナッツなどもゴマアレルギーとの交差反応を示すことがわかっているので、成分表などをしっかりとチェックしてから食べ物を摂取することが大切ですね。
ゴマアレルギーは幼いうちに発症することが多いのですが、ごまには乳幼児期の食事である離乳食などにもよく使われる食材であり、大変注意が必要です。
万が一、乳幼児がごまアレルギーの症状を本領発揮してしまった際には、抗体も少ない幼体ですからちょっとやそっとじゃすまない事態になります。
成分表のチェック、自分が食べるもの、人に食べさせるもののチェックは最大限に怠らないように心がけたいものですね。